声優論

女性声優たる前に人間たれ

女性声優リプレースで勝つために

 

声優は統計学だ____

これは私の人生に大きな影響を及ぼした言葉である。

 

 

 

 

ところで、まずはこれを読んでいる皆様に日本のE-Sportsシーンについてどう思っているだろう

 

様々な競技、種目の大会が盛んに開かれていそうに見受けられる日本でも、一般論では「他国に遅れを取っている」とされている。

その要因は「そもそもの母数(競技人口)の少なさ」であるとか「不当景品防止法による賞金等の抑制」であると言われている。

 

ここで私は新たなるE-Sportsの最先端を行くトップランナーとなり、この問題を打破することを約束する。

その競技こそが

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「声優リプレース」である。

 

今から私が第一線で戦うプレイヤーの1人として、この闇に包まれた競技の歴史、起源、ルール、必勝法、その全容を明かそう。

 

 

 

 

私はある日一番好きな声優の礒部花凛さんにリプライを送ったの境に、一番気持ちが悪い「公式アカウントに対してリプライを送るタイプのオタク」に抵抗なく成り下がった。

ただ、これは私の性格というか、意地に近いだろうか。「このまま有象無象のオタクくんと同じ舞台(ステージ)で止まっていていいのだろうか」という疑念が頭を過る。

そこで、大衆と自分を分つ要素を探した。

仮に毎日脳内にある声優への邪な感情をリプライに載せると、シンプルにTwitterの文字数制限によって政治系とかによくいる(続く)でツイートを連発する人になってしまったり、単純に内容が気持ち悪すぎてとてもじゃないが知り合いに見られる可能性を拭えない状況下において「生まれてきてくれてありがとうございます」から始まる長文ポエムを唄うことは人としての尊厳の問題に発展する。

だがある日葉月ひまりさんのいつものおはようツイートにリプライする中である発見をする。

早朝だからであろうか、自分がリプした瞬間に他のリプがついておらず、微々たる時間ではあったが、2人きりになる瞬間が発生した。愛して止まない声優の1番になる、その快感は筆舌に尽くし難く、冷静さを取り戻した時に私はある結論に辿り着く。

_______________「速さ」だ

これが私のハンドルネームの由来である。

 

 

・ルール

声優のツイートに一番速くリプしたやつが偉いし強いしかっこいいし人生薔薇色。

 

・勝利法

この手のゲームに置いて自分の戦略を明かすことは不利益に直結するのであまり好ましくないが、敢えてここで明かすことで競技シーンの発展に寄与しよう。

まずは声優のツイートの通知オン。これは戦うための最低条件だ。

ここ全員のリプ欄に出没するというわけではないが、少なくとも目的の声優は通知オンで無ければ戦いの場に立てない。

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使うべきは己の脊髄だ。

声優のツイート通知を目にしたらその瞬間に飛ばなければ敗着になる。ここで回線が重いだのの事態が発生すれば即負け。私は勝つためにスマホのプランを変更した。

ただスマホだってずっと見ていられるわけではないし、貼り続けているのが勝率に繋がる可能性はあれど、リスクリターンで言えばパフォーマンスとしてそこまで上等なものではない。

そこで使うのが「データ」だ。

データの分析は凡ゆるスポーツにおいて肝要だ。

思考を放棄したプレイヤーから負けていく。

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これは私が下半期送った一番好きな声優である伊藤彩沙さんへの挨拶。

「おはあやさ」「こんあやさ」と言ったツイートを毎日しており、インスタグラムのストーリー上で「リプを送ってくれるファンは認知している」との発言があることから非常にリターンの大きい対面だ。

何より私は伊藤彩沙さんの全てが好きだ。負けたくない。

ただ送らねばならないリプが二択ある以上、ツイートを読んでからリプライを送るまでの過程で、ただ「おはようございます」というよりかは遅れが生じるのは確かであろう。ここで伊藤彩沙さんの過去のツイートの傾向を探る。

つまり「おはあやさ」「こんあやさ」の転換点が分かれば、攻略は一段階容易になる。

12:00ちょうど。こんあやさ。一般的に見ても頷ける。なお、これに私が送ったリプライは

確かチームYでお話ししていた「理想のプロポーズ」だったと思う。「こんにちは」「結婚してください」という会話だ。我々の関係なら納得がいく。

調査の結果、10:18の「おはあやさ」と11:30の「こんあやさ」が発見され、凡そのボーダーが伺える。

これが「11:00時説」である。

なお、ライブなどで朝が早い場合は特例的こんあやさの出現も可能性としては拭えず、この統計は依存を推奨できるものではないが、思考リソースの温存には十分に活用できる信頼性があると思える。

ただ伊藤彩沙の二択は可愛いもんで、世の中には常軌を逸した「おはようツイートで勝負を仕掛ける」そんな声優もいる。

エースクルーエンターテイメント、葉月ひまりさんだ。

一言で紹介するとこの世で一番好きな声優だ。

彼女は出演作のラジオ番組内で、自身のおはようツイートについて「真実」を宣告した。

 

 

「実は寝る前にツイートしている(ことがある)」

 

 

この言葉を聞いたときは涙が溢れて止まらなかった。

負けたのだ、この読み合い。

私は葉月ひまりさんのツイートには絶対と言っていいほどリプを送る。

だが彼女の希少なツイートの過半数を占めるであろうおはようツイートはおはようではなくおやすみだったのだ。つまり私の送ったおはようは無効だったのである。

それからはおはように対しおやすみを送るようになった。発言をそのまま汲み取れば100%就寝前にツイートするわけだから当然の結果だろう。

しかし彼女は同ラジオに時間を置いて再び出演した際、以下のように発言をしている

 

「おはようとおやすみは半々」

 

もう涙を拭うことすら困難だった。

私は裏の裏をかく必要があったのにも関わらず、彼女の言葉を鵜呑みにした挙句、また負けた。

ただ私に泣いている暇などなかった。

葉月ひまりさんの朝繰り広げられる1/2抽選を乗り越えるのが今の私に求められていることなのである。

 

ライブ後のひまりちゃん。リプするといいねしてくれる。好き。マジで

 

最後に勝つために凝らすべき工夫を伝授しよう。

 

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ユーザー辞書登録だ。これにより、打ち間違いによるタイムロスといったプレイングでカバーできない負け筋を潰すことができる。

 

 

 

 

 

早くリプすると通知欄の下に行っちゃうので気をつけよう。