過去の自分浅すぎワロタ
マジで浅いのが、レヴュー服の時計の意味を理解してなくて、なんか時刻順に並べて遊んでる点。このころの俺Regaliaすら見てないってことだろ?そんな人間が偉そうに文章書くなや。
ということで今回は、麦わらの一味同様に2年の修行を経て発覚した部分も踏まえ、小ネタをまとめて行きたいと思います。
スタリラのストーリーから舞台で変更やカットになった点などに重点的に触れていきたいと思いますので舞台は見てる、今後舞台に手を出す方も是非。
- 1、時計の真の意味
- 2、ゲーム版の導入
- 3、小鳩良子擦り寄り編
- 4、キャラ呼称と関係性
- 5、詩呂とクイナの関係性の掘り下げ
- 6、ステラの失態の違い
- 7、舞台版サブキャラ名前の由来
- 8、「アタシ〇〇〇」ステラにもあるのか
- 9、大賀美詩呂小ネタ
- 10、ステラの趣向
- 11、口上
1、時計の真の意味
上の記事の段階では真意に気付けていない私ですが、今では割と時計の意味が浸透しているかと思います。
これはそれぞれの名前のモデルとなった絶滅動物の絶滅(ステラのみ発見)した年を変換した時刻を指しています。ただ、正確な絶滅時期が諸説あったりで視認性を優先してか平均値を取ったりズラしたりがあるので、実際通説となっているこれの他に意味がある可能性自体は否定できません。佐當友莉亜がFC生放送内でこちらの意味について触れており、半公式見解と捉える事は可能となっている、というのが暫定の状態です(公式からの発信を見落としていたらご教示いただければ幸いです)
モデルの絶滅動物はアイコンと名前から参照。時計の時刻については、角度などの要因で見辛くなっている資料もありますが、アフレぐのMV中が5つすべての角度が統一されており見やすいです(長針と短針が逆転してるのはなぜ?)
高千穂ステラ(ステラーカイギュウ)
1741年発見→17:41
何故ステラだけ発見年なのかについては、ストーリー上での意味があるのか(消えゆく運命を切り裂いて、というのがステラの役割であるという解釈)はたまたステラーカイギュウは「発見後27年で絶滅」というエピソードが有名であったために発見年の方を優先したのか。
人を全く警戒しないため絶滅した、という性質は少なからずステラのキャラ設定にも反映されていそうな部分です。
大賀美詩呂(ニューファンドランドシロオオカミ)
1911〜1930年が通説→19:15
1842年に害獣認定され懸賞金がかけられ狩猟の対象となり、餌であるトナカイも人間によって減少したことで絶滅に至ったとされています。
懸賞金の最後の支払い記録は1896年、撤廃は絶滅されたとされる遥か後の1963年とのこと。
今でも生存している可能性があるとして特集が組まれていたりします。
小鳩良子(リョコウバト)
1900年代初頭→19:05
個体数自体は数億に登っていたものの、食肉としての価値が高く、通信手段の発達により狩猟が容易になってしまったことや、森林伐採が絶滅の要因とされています。かなり都合良く解釈し、「変化について行けずに滅んだ」とでも言いましょうか。
標本のDNAによって復活させようとしているプロジェクトがあるそうです。ロマーナの引き抜きと関係してたら面白いかも。
海辺みんく(ウミベミンク)
1860〜1920年→19:00
正確な記録は1880年が最後だそうです。
現存のアメリカミンクが50cmに満たないほどであるのに対し、こちらは80cmになる個体もいたそうです。
なお既存の種に関しては北海道で養殖したものが野生化して問題になっています。
森保クイナ(モーリシャスクイナ)
1700年付近→17:00
「クイナ」というとヤンバルクイナよろしく飛べない鳥といったイメージが強いですが、全部が全部そうではなく、クイナ科の特徴して飛行能力が退化しやすい、というだけなのだそうです。
モーリシャスクイナはどうなのかというとこちらも飛べない種だったようで、それ故に捕獲が容易で絶滅に繋がったようです。
参考文献が乏しく、飛べないのは「太っていたから」などという散々な言われようですが、まさかこれがクイナの筋トレ設定に繋がったりしてるのでしょうか。
Revival of the sparkleのクイナパートでも「飛べない鳥」という歌詞がありますね。
時計の音は演出で度々使われるものの、本編で存在について触れられたことはゲームでのみ
そしてどうやら動いているようです。
あくまでキービジュの止めた時間に動物関連の意味があるだけで本体は普通の時計のように常に動き続けているのかもしれません。
2、ゲーム版の導入
舞台において非常に印象的だったのはRegaliaの冒頭からいきなり始まるステラによるオペラのシーンですが、実はゲームでの中等部のストーリーは全く違う導入となっています。
何やら詩呂の不穏な語りから入ります。
詩呂が言う「シークフェルト」という言葉は単純に2通りの解釈ができます。
・シークフェルト家
これでは現状のステラに対してであろう「王」という表現がやや頷けないものになりますが、舞台での「私はお嬢様に失望しました」という台詞に繋がる部分なのでしょうか(あの場面にそこまで裏があるとはとても思えないが)
・シークフェルト音楽学院
スタァライトにおける「王」と言えばやはり「神なき舞台に王者の光を」と謳う学院最高権威、気高き君(エーデル)の頂点に君臨する白金の君(フラウ・プラティーン)雪代晶でしょう。
どちらかというとメインストーリーにおいて絡みがあるのは蒼玉の君(フラウ・ザフィーア)鳳ミチルの方でした。
実際中等部以前のストーリーを紐解くと、ミチルは王と呼んで差し支えない存在であることが確かなのですが、描写を見ると現在の気高き君の面々が詩呂の言う「身を捧げる価値のない王」と一蹴される謂れはないように思えます。
舞台での晶との絡みに近いのはレディAの絆ストーリー。完全に自分の模倣をする詩呂に対して叱責をする場面があります。
これはregaliaにおける「憎まれ役を買った」とは状況が異なっていますし、何よりこの晶の言葉は詩呂に響いていると私は思っています。
従って、いずれのパターンも導入のセリフとやや乖離が生じてしまう、というのが私の見解です。
となると一体誰のことなのか。
先ほどあえて「現在のステラ」という表現をしましたが、これは中等部のストーリーをさらに進めて、気高き君を現中等部メンバーが目指す段階を見越した上での台詞なのかなと思いました。
勿論誰が気高き君になるのか、そして王である白金の君は誰なのかは不明ですし、そもそも回収するスタリラという媒体は既に存在しないので答え合わせは事実上不可能となってしまいました。
実際実力や、メタ的なことを言うと色的な問題で白金の君に詩呂自身が就任する可能性もゼロではないのが面白いところですね。
アフレぐのMV内では恐らくステラに跪く詩呂であろう意味深な描写も出てきています。
いずれにせよ、中等部のストーリーの補完は舞台でしか行われないので、この詩呂の発言が回収される時が来るのかは注目していきたい部分です。
3、小鳩良子擦り寄り編
良子がステラと親睦を深めるくだりの掘り下げが舞台だと恐らく尺の都合で大幅カットされていますが、こちらはゲームだと濃密な描写がされており、より2人のレヴューに味わいを齎してくれます。
舞台ではいきなりレッスンに参加させられてた2人ですが、ゲームだと上のような場面があり
詩呂と良子のやり取りとなっていたregaliaでの描写はステラと良子の初対面のものでした。
これは妄想なんですけど、エルドラドでの純那と華恋を見るとステラ呼びになる日もいつしか来る気がして昂りますね。
また、学校案内は犀川からクイナに依頼されていたのですが、ゲームでは良子が買って出る→クイナに取られるという流れになります。
良子が落ちこぼれである、という描写もより詳細になっており、バレエのテストをクラスで良子だけがクリアできない状態が序盤では取り上げられています。
そんな良子を案じてステラが遊びに誘う(場所は舞台Delightでも登場したファンタジースイートランド)
良子の居残り練習に付き合うなど、2人の関係が本格的に深まっていきます。
ゲームでは割と徹底してお嬢様ぶってたステラですが、最初にその状態が解除された相手はやはり良子でした。
そんなステラにお礼がしたいという良子、ステラの要望は(舞台では恐らく未だ叶っていなさそうな)東京観光でした。
「お嬢様が好きな日本のアニメ」というセリフがregalia内で出てきますが、実はゲームも好きなのが割と掘り下げられます。
ここ真剣(マジ)スタァライトクイズ作るなら出します
そんな中...
貧乏な家柄出身の良子と、裕福な人間だらけのスタァライトの世界においても群を抜いて実家が太いステラの価値観のギャップが2人を襲います。
とはいえ、この時点ではそれは禍根を残すものではなく、「擦り寄り」と書いてしまいましたが、良子からステラに向けた感情には恐らく一切の悪意は無かったと思われます。
舞台では何か意を決したようにステラに近寄っていた良子ですが、ここは明確に差異だと思います。
そんな中良子は自分のクラスから退学者が出たことを耳にしてしまいます。
先ほどの退学の件がチラつき、精神的に追い詰められ、一度はステラとの特訓で完成させたバレエの技もブレてしまう良子。
半ば人間不信のような状態に陥り、ステラのことさえも信頼できなくなってしまったようで、そこで皮肉にも思い出の一瞬でもあった「価値観の相違」が2人を引き裂く根拠と足りてしまった訳です。
こうして2人のタイトル不明のレヴューに繋がります。
良子が舞台少女、そして気高き君を目指す理由についても触れられています。
口上は一緒。ですがregariaでは全員が一気に口上を言う都合上最後の「生き残るのは私だよ」の部分はカットされています。
舞台では良子が一方的にステラの懐に入ろうとした、と言う自白で済んでいますが、こちらは前提として「ステラは身分が違う自分と友達にはならない」という不信感からの前提があるようです。
「利用した」というのの真偽が定かではない、というか少なくとも曇る前の良子にはそんな意図は一切無かったであろうというのが繰り返しになりますが舞台版との決定的な違いですね。
良子が不審に思っていた異常なまでの肩入れもステラが過去の自分と重ねていた、と言った要因からでした。
結果は本編時空同様ステラの勝利なのですが、舞台ではステラが戦意を持ってから良子を瞬殺していたのに対して、こちらでは割と拮抗した感じでした。
恐らく舞台の方でも尺の都合で省かれたものの、レヴューでの実力に関してここ2人、というか詩呂以外の中等部のメンバー間に大きな差は無いのかなと個人的には思っています。
碧天伴走!?
この言葉の真意は分かりませんが、ロマーナへの引き抜きで再戦が見れるかもしれないですね。
ということでステラと良子の関係性についてでした。
個人的に舞台と大きく異なるポイントであり、というか本来舞台でも描きたかった部分ではあったが、あまりにも長すぎたのだと思います。
小鳩良子と高千穂ステラというキャラの関係性を語る上でかなりのエッセンスになりますし、この一連の流れは2人の魅力そのものだと思うので是非ストーリーをご一読していただければと思います。
ここからは私の更なる妄言であり、恐らく何度も言ってることについてここでも触れます。
それが、良子とステラのレヴューを「嫉妬のレヴュー」から分析するもの。
嫉妬のレヴュー
「少女☆歌劇レヴュースタァライト」5話『キラめきのありか』でオーディション4日目に発生した露崎まひると愛城華恋によるレヴュー。レヴュー曲は「恋の魔球」。
というか小鳩良子がそこそこ露崎まひるを意識してデザインされてると私は思っています。垂れ目だし。
本題に戻ると
小鳩良子↔︎露崎まひる
主人公(華恋、ステラ)によってキラめきを取り戻す
レヴューは最初は一方が戦意のない相手を一方的に追う形でスタートする
いずれも大家族の長女
一時は家族がプレッシャーになってしまった↔︎家族の存在でまた舞台少女に戻れた
家族の反対を押し切って舞台少女に↔︎家族の意のまま舞台少女に
(転校生と比較し)何も持ってなかった↔︎全てを(転校生に)奪われた
利己的な「偽りの友情」↔︎自分のアイデンティティであった「麗しき友情」
口上は劇場版の純那に近しい良子ですが、やはり主人公の親友ポジションみたいな面でも割と共通していたり、逆に丸っきり対比となる部分も多いです。
4、キャラ呼称と関係性
まず、スタリラサービス終了までに確認できた呼称表をご提示します
スタァライトにおいて呼称は重要な意味を持つと考えています。
遡ればアニメ2話の華恋→純那「じゅんじゅん」はレヴューを通じて繋がった2人を象徴し、ななはこれを関係性の変化と察知しました。そしてさらにこの呼称は悠久の時を経て遙かなるエルドラドにて「純那」に変化します。
劇場版でもこの手法は散見され、怨みのレヴューに限った話ではないですが、香子が感情を顕にした際に「双葉」と呼び捨てになったり、競演のレヴューにて「走れ、神楽ひかり」という言葉はひかりを舞台に呼び戻すトリガーでしたし、狩りのレヴューにおいては終始フルネームで呼び合い、別方向に歩みを進める2人は最後まで「星見純那」「大場なな」と呼び合っています。
何よりw(i)le screen baroqueの最後のセリフは「私もひかりに負けたくない」でした。
他にもスタリラにおけるアッキーだのミッチーだの枚挙に遑がありませんが、何が言いたいかと言うとあの世界において呼称とは、単なるそれを超越し、関係性や感情を如実に写す鏡であると私は考えています。即ち中等部の呼称についても一度踏みとどまって一考する余地があるわけです。
左上から一個ずつ確認しています。
・ステラ一人称
初期のお嬢様ぶってた段階のみ私(わたくし)でしたが、以降は私(わたし)に一本化
・ステラ→詩呂
詩呂について関係性の深さは言わずもがなですが、ついでに舞台版と明確に違う設定について触れておきます。
詩呂には詩呂の人生を生きて欲しい、そう願うステラの想いこそ共通しているものの、晶との直接対峙がないゲームにおいては「詩呂は私の大切な友達」と晶に喰らいつくシーンありません。rebellionのイベントにて「家族」であると明言しています。2人の関係値を考えると個人的にはこちらの方が妥当かなと。
・ステラ→良子、クイナ
良子とクイナは完全にステラの友達、といった形のスタートであり、ステラも日本ではファーストネームが後ろだから...と名前呼び捨てとなっているようです。
・ステラ→クイナ
問題はこれです。
クラス委員として学校案内をする、という絡みはあれど良子とみんくのような接し方とは異なり翌日にはライバル宣言をされる、というのがクイナとの関係のスタートでした。
本意ではないもののライバルという関係性になってしまったステラは、クイナに対してのみ「森保さん」という呼称になっています。
時系列として明確な部分ではrebellion後の「闇夜を刻む 獣たちの舞踏~花蕾の章~(以下『美女と野獣』)」においていつの間にかクイナ呼びに変わっていることが確認されています。
一方、パラレルワールドと片付けることは可能ですが、普通に解釈すれば美女と野獣より後の出来事である可能性が高い舞台remainsについては「森保さん」呼びのままでした。
クイナの誕生日は11月ということで、ゲーム内で祝われたのは残念ながら2023年の一度のみ。作中でどの時系列に当たるかは非常に怪しいものの、その段階では既にクイナ呼びでした。
(なお、このスタリラホーム画面における誕生日メッセージは呼称を分析するにあたって非常に貴重かつ肝要な資料となるのでこの項では度々用いることとなります。)
文献がない以上これでお手上げという形にはなってしまいますが、少なくともステラ視点のクイナの印象は初期の「ギクシャクするかも」といったものから「競い合って友達になれるようなライバル」へと昇華していったのは事実でしょう。
時系列こそ曖昧になってしまいますが、今後舞台世界線でも2人の関係に変化が訪れるかは注目すべきポイントなのではないでしょうか。
・詩呂→ステラ
お嬢様、或いはステラお嬢様で一貫されています。
ちなみにドイツでの時間が長いため詩呂の脳内における認識としては「ステラ・シークフェルト」が優先されているようです。
・詩呂一人称
基本的には独語(ひとりごとという意味で用いていますがこいつだとドイツ語の可能性あってややこしいな)脳内描写まで徹底して「わたくし」なのですが、実は一部例外があります
それはrebellionの山場、詩呂vsステラ良子みんくクイナの「絶滅のレヴュー」においてです。
本性、すなわち自分の感情を解放した詩呂は問題が解決し和解となった後も含め、終始「わたし」になっています。
先述の美女と野獣においては「わたくし」に戻っていることから、やはり舞台上限定の変化だったと言えます。(詩呂のレヴューはゲームだと絶滅のみ)
詩呂は一人称の変化に感情の起伏が反映される、という意外な一面があるというお話でした。
・詩呂→良子
ここもまた、というか詩呂とクイナ関連は問題が発生しまくっています。
最初は小鳩さん呼びでした。2023年7月の良子の誕生日の段階ではやはり小鳩さん。
そんな2人ですが、2024年の誕生日...
なんでだよ
・詩呂→みんく、クイナ
詩呂はみんくをドイツにはいない人智を超えた存在として密かに注目しているという設定があります。
私個人としては詩呂とクイナの絡みがめちゃくちゃ好きなのですが、それはクイナの項に回します。
合宿段階ではさん付けのようでした。
2023年6月もまだ海辺さん。
2023年11月クイナの誕生日は突然のクイナさん
準じて、翌年のみんくの誕生日もみんくさんになっています。
どうやら2023年のクイナの誕生日、リアルな時系列で言うとrebellionと美女と野獣の間に詩呂に限らず呼称の大幅な変更が起こっているようです。
・良子→ステラ
いつかステラになる日は来るのでしょうか。
割と次の中等部の舞台で何か起きても不思議じゃないんですよね。何故なら小鳩良子には後述するクイナとの話があるから。
・良子→詩呂
舞台regaliaでは「詩呂ちゃんがいい」と詩呂側から要求していますが、棄却ししばらくさん付けが続きます。ゲームでは大賀美さんが長続きしていますが、舞台では詩呂さん呼びになっていますね。
ご存知の通り、こちらも絶滅のレヴューで変化を遂げます。
・良子一人称
私で基本変化ないと思います。
・良子→みんく
所謂「補習組」と言われる2人。
補習の影響かは不明ですが、宿舎までの帰り道を共にする機会も多いようです。
良子からみんくへ向けられた感情は中々のものがあるようで、補習を共に受けつつも良子はみんくの実力をある程度買っているようです。
これまた舞台のセリフですが、みんくも「良子の演技が好き」と話しており、互いに「心配性」「能天気」と正反対な部分を自覚しつつ強固な絆で結ばれているのが伺えます。
・良子→クイナ
これには、美女と野獣のストーリーについて大きく取り上げる必要があります。
最初は森保さん呼びで、これまた23年クイナ生誕にてクイナちゃん呼びが見られています。(確認できる範囲ではクイナちゃん呼びはこれだけで希少)
スタリラ内において気高き君による演目である美女と野獣の主役を何としてでもクイナが勝ち取ろうとすることで「自分には才能がない」と思っているクイナが周りに強く当たってしまう場面。
かつて「自分には何もない」と思っていたがステラに救われた良子は、幼馴染であるみんくを差し置いて、その感情に共感したため自らクイナに歩み寄ります。
実は美女と野獣のストーリーは24年頭なのでクイナの誕生日より後ですが、脚本においては「森保さん」となっています。
追いかけた先で「私の番」という良子のセリフからの
一部ステラから継承した新たなる口上。
正直ドカ泣きしました。
何も無いことすらも舞台少女の強さなのだと力説。
ステラに救われた良子ですが、ステラの言葉を完全に模倣するのではなくクイナに寄り添った言葉を投げかけている名シーンです。
そしてこちらも普段の口上とは変わっています。
直前の良子の言葉に大きく影響をされています。
そしてこれ。
スタァライトにおける呼称変更はかくあるべき。
これ決着後にお互い寄り添いあってこうなるって完全に渇望のレヴューの後の「お疲れ」の後の流れじゃねえか
ということで現在は呼び捨てになっています。
・みんく→ステラ、詩呂、良子
謎の渾名で呼んでいます。
・みんく一人称
基本「みんく」なのですが、ステラと詩呂に自己紹介する時のみ「わたし」が出ています
・みんく→クイナ
基本渾名で行きがちなみんくも幼馴染のクイナに対してのみ呼び捨てになっています。
・クイナ→ステラ
この呼称をまとめるに当たって問題児と言えるのが森保クイナです。
ステラの誕生日は9月なのですが、23年時点でステラ呼びになっています。
・クイナ→詩呂
こちらに関してもかなり長い間クイナは同い年ながらあまりにも完成された詩呂に対して畏怖の念にも似た距離感を抱いており、大賀美さん呼びでしたが
だからなんでだよ
・クイナ→良子
長らく小鳩さん呼びですが、これは先ほどのイベントで触れたように良子呼びになっています。
・クイナ一人称
わたしです。尊敬する先輩方の前でも特に変化はないようです。
・クイナ→みんく
前述の通りいずれも〇〇さん呼びから始まっているクイナの他称ですが、幼馴染であるみんくに対しては元々呼び捨てとなっています。
実はクイナが「アンタ」呼ばわりするのもみんくだけだったりします。
ということで全員の呼び名についてでした。
総じて、急激な変化で距離感が変わっているのかと思わせる要素はありつつ、そこについては情報がなさすぎて推察の域を出ないどころか推理させてすらもらえないレベルとなっています。
非常に悲しい考察が私の脳を過ります。「スタリラ続いてたら掘り下げあったんじゃね」とか「スタリラ終わるから呼び方変わった事実だけ先んじて出しといたんじゃね」だの
舞台で取り上げて呼称変更がなされるかは些か懐疑的ですが、少なくとも運営の意思としては「中等部同士の関係性はここまで発展させる」という事実が見えており、今後に期待と言う他ありません。
何よりスタァライトの風習として、ここを蔑ろにすることは絶対に無いと私は思っています。変えるならきっかけを齎す、舞台だと尺の都合で触れない(ので呼称も変わらない)、いずれのパターンもあり得るかと思います。
5、詩呂とクイナの関係性の掘り下げ
クイナさん、詩呂と舞台より関係が進んでいる2人ですが、やはり2人の関係性を決定付けたのはrebellionでのビンタのシーンでしょう。
衝動的に詩呂に手を挙げてしまったクイナですが、背景には前述の詩呂に対する怪訝の念がありました。
そんな一件を踏まえ詩呂への苦手意識みたいなものを払拭したクイナ。
実は先ほどからちょくちょく名前が出てる合宿イベント「Like a Jewel ~合宿の夜の夢~ revival」にて、ステラvs良子、みんくvsクイナのレヴューが終わった後の話で、舞台ではあまり取り沙汰されなかったクイナの心情のようなものがより詳らかに描写されています。
合宿では交通手段の確保、レッスンのコーチに至るまで大人がやるべきであろうことを大抵詩呂が済ませています。
詩呂が提案したエチュードではまぁまぁ強火のみんクイナを拝むことが可能となっています。
そんな完璧超人の詩呂を見て、クラス委員の身でありながら「敵」と断言してしまうクイナ。
本イベントは全体的にrebellionの下地となるエピソードとなっており、詩呂が良子に対して嫉妬を増幅させて行く過程も描かれています。
また、舞台版と大きく異なる点として、ステラ、良子、みんく、クイナはレヴューに参加しているものの、詩呂はまだ存在すら知らない状態となっているので、レヴューを通して変わったステラと良子の関係性について問い詰める場面もあります。
従者として持ってはいけないはずの感情に、誰より詩呂自身が振り回されている、といったお話でした。
6、ステラの失態の違い
remainsにて尊によって精神的に追い詰められたのがミュンヘンでの失態の原因として描かれています。
そんなステラの悲劇ですが、先述の通り中等部のストーリーは詩呂の語りから始まり、舞台で印象的だったオペラでのスタートとは異なります。
さて、もっと掘り返すとのちにステラの過去が発覚する場面では役柄が「囚われの少女」で「物語の始まりを告げるシーン」とのことでした。
regaliaの冒頭で歌唱されたのは「夜の女王のアリア」なのですが、実はこれは囚われの少女による冒頭シーンではなく、オペラ「魔笛」の第二幕において、「夜の女王」が娘に宿敵の殺害を命ずるシーンで歌われる曲となっています。
夜の女王のアリア、というと魔笛の作中に二曲該当してしまうようですが、一般的にはこちらの「 復讐の炎は地獄のように我が心に燃え(Der Hölle Rache kocht in meinem Herzen)」を指すようです。
冒頭のオペラ!
— 青木陽菜 (@aoki__hina) 2022年10月24日
モーツァルトの『魔笛』より夜の女王のアリアを歌わせていただきました。
短い場面ではありましたが、このシーンのためにとっても素敵なお衣装を作っていただきました。
生地から装飾から本当に素敵です✨袖を通す度に気合いが入りました。#スタリラ中等部舞台 #舞台Regalia感想 pic.twitter.com/sWWndQEXOm
↑夜の女王
ゲームよりかなり後、regaliaの直前に出されたアフレぐのMVにおいてや、regalia本編においてステラが着用していたのは夜の女王の衣装であり、こちらは設定変更がされているようです。
ブログ用 pic.twitter.com/n0GAx3BGBO
— 冒険王 (@hayaharuki) 2024年10月24日
伝説のしごき周辺ということで、2022年7月付近にオペラの案が出たのは該当のストーリー更新より後になっています。
中等部は全体的にモデルの演目が明らかになっており、尚且つ青木陽菜の技巧を活かしながらステラの血筋に説得力を持たせる素晴らしい改変だったと思います。
Der Hölle Rache kocht in meinem Herzen,
Tod und Verzweiflung flammet um mich her!
Fühlt nicht durch dich Sarastro Todesschmerzen,
So bist du meine Tochter nimmermehr.
地獄の復讐がわが心に煮え繰りかえる
死と絶望がわが身を焼き尽くす!
お前がザラストロに死の苦しみを与えないならば、
そう、お前はもはや私の娘ではない。
太字部分が何度か繰り返されるパートの中、ステラの歌唱は止まりました。
7、舞台版サブキャラ名前の由来
舞台版で登場するネームドキャラについてですが、こちらは既に絶滅した生物ではなく現存する生物がモデルになっています。
・亜細亜翠
良子らのクラスの出席番号1番。
モデルは恐らくアジアスイギュウ。一般的なスイギュウの野生種です。
絶滅危惧種に指定されています。
・満鳴美アルマ
発音としては「みつおみ」だった気がしますが、モデルはミツオビアルマジロであるかと思います。絶滅危惧種としての初期段階である危急種に指定されています。
良子らのクラスの担任です。
恐らくですが近絶滅種にしていされているクロサイかと思われます。
8、「アタシ〇〇〇」ステラにもあるのか
もはやスタァライトのキャッチコピーとすら言える愛城華恋の「アタシ再生産」。
実はスタリラのメインストーリー最終盤において各校のセンターにこのようなセリフが割り振られています。
・シークフェルト音楽学院 雪代晶
アタシ再契約
ミチルと晶のやり取りの中で生まれたため、完全晶一人のものではない、ということで再の字は黄色くなっています。
・フロンティア芸術学校 大月あるる
アタシ新発見
「真発見」「心発見」「深発見」といった意味も明言されています。
ここの話は正直一切ネタバレをしたくないので黙ります。
これだけ言わせてほしいのが、「発見」すなわち
・凛明館女学校 巴珠緒
アタシ再確認
晶やあるるのようにしっかりカットが用意されているわけでも、ましてや本人発でもありませんが、最終盤でレヴュー相手であった香子から言及されています。
傾向からすると、その辺のキャラと同格扱いをされているステラにもいずれ出てきてもおかしくありませんが、実はそれらしきことはゲームストーリー序盤に言われています。
わざわざ『』で囲われています。
カットインがあるわけでもないし、ましてや舞台ではこのセリフはありません。
舞台で言われていない、というのは晶やあるるのように物語において重要な役割を今後与える言葉であるため温存している可能性も無くはないのではと考えています。
9、大賀美詩呂小ネタ
クイナから完璧超人、その他からも大人っぽいと評されている詩呂ですが、意外にも中学生らしい一面が垣間見えていたりします。
・苦手なもの
実は苦手なものがいくつか設定されています。
まずクマ。幼少期に追いかけられたとどこで見たのですが文献を募集しています。
余談ですが、ドイツではクマによる獣害よりオオカミによるものの方が深刻とのことです。
そしてホラー。合宿イベント内でステラにフォローされる場面が描かれています。
ちなみにジェットコースターは大丈夫とのこと。
・対みんく
みんくを「ドイツにはいない生き物」と評していた詩呂ですが、どうやら興味を持っている様子で、ロード画面の1コマ漫画ではみんくを観察する様子が描かれています(参考画像募集中)
・顔面
あの世界でも容姿は秀でているそうで、本人も自覚をしているようです。
・前科
舞台でも語られていましたが、別れの戦記にて衝動的になってしまった自分に対して後ろめたさを覚えているようです。
同じに舞台に立っていた涼のフォローが素晴らしいですね。
さて、スタァライトにおいて、曇った奴が一体多数のレヴューに参戦する、といったケースは過去に何度かあります。
大場なな
皆殺しのレヴュー(ななvs真矢クロディーヌ純那双葉香子)
ななの武器は二本一対の刀「輪舞」
大月あるる
レヴュー・フロンティア(あるるvs美空つかさ静羽ララフィン)
あるるの武器は二丁拳銃「ヘヴンメーカー」
大賀美詩呂
絶滅のレヴュー(詩呂vsステラ良子みんくクイナ)
詩呂の武器は二本に分かれる警棒「Schnee」「Groschen」
とどうやらなんとなく共通している部分があります。
🎭「オペラ座の怪人ガチャ」を開催⚡
— 【スタリラ】少女☆歌劇 レヴュースタァライト -Re LIVE- (@starlightrelive) 2018年11月9日
新衣裳の舞台少女が登場💕
★4「ファントム 大場なな」が確率アップで登場🌟特効でイベント「エピローグは仮面の向こうに」のBOSSへダメージ大幅アップ❗
ぜひお楽しみください❤
※画像に一部誤りがあり訂正させていただきました#スタリラ #スタァライト pic.twitter.com/vw43Rk4mTM
ななに関してはデザインするうえである程度意識されてるのかなと思ったり。絶滅と皆殺しだったり。
10、ステラの趣向
日本のアニメやゲームが好き、との設定があるステラ。
舞台では「転入早々ライバルが現れるなんてアニメのよう」と詩呂から言及があった程度ですが、ゲームでは探すとよりステラの趣味が見えてきます
スマブラみたいな感じでしょうか。
ボーボボですね
異世界モノで開始五分で泣くってなんだよ。
ステラはこうしたテンプレ展開を「伝統」として評価しているようです。
ついでにステラの血統について。祖母がヴィクトリア・シークフェルトであることはたびたび言及がありますが、実は祖父型の高千穂家も歌舞伎の名門で、父母も演劇界で実績を持った面々とのことです。
11、口上
中等部の口上について
ステラ
儚く砕けた希望を抱いて
辿り着いたよ新天地
消えゆく運命(さだめ)を切り裂いて
キラめく舞台にあなたと立ちたい
シークフェルト中等部二年 高千穂ステラ
あなたのキラめきを教えてあげる
vs良子、regalia
なお、他のキャラも共通で中等部の前のシークフェルト、自分の名前を言った後の一文が舞台ではカットされています
消えゆく運命を切り裂いて
傷付き歩んだ別れの舞台
過去の因果に囚われようと
友の絆を守り抜く
中等部二年 高千穂ステラ
見せてあげるわ私たちのキラめき
vs尊
詩呂
主を守る盾となり
主を導く鉾となる
忠義に生きるが我が誇り
この身の全てをシークフェルトに
中等部二年 大賀美詩呂
regalia
ゲームでは一切披露されていません
良子
幕が下りれば忘れてしまう
その他大勢にはなりたくないの
もがいて足掻いて羽ばたいて
掴んでみせる私の立ち位置
シークフェルト中等部二年 小鳩良子
生き残るのは私だよ
vsステラ、regalia
幕は下りない
いつかあの地にたどり着くまで
もがいて足掻いて羽ばたいて
光り輝け、私のキラめき
シークフェルト中等部二年 小鳩良子
私が「あなたのキラめきを教えてあげる」
vsクイナ
みんく
向き合うことが怖かったから
涙こらえて笑ってた
でもね、ここがみんくの顔張りどころ
仮面脱ぎ捨て笑顔のままで
シークフェルト中等部二年 海辺みんく
本気になれるのはキミだから
vsクイナ、regalia
クイナ
星の数ほど役者はいれど
王と名乗るはただ一人
磨き上げたる舞台の技で
貫き進め孤高の王道
シークフェルト中等部二年 森保クイナ
私に挑んだことを後悔させてあげる
vsみんく、regalia
無様、醜態、愚痴の無知
足はいまだに泥の中
されど面(おもて)は頂へ
飛び出せ、飛び立て、キラめく光へ
シークフェルト中等部二年 森保クイナ
私に挑んだことを後悔させてあげる
vs良子