声優論2

女性声優たる前に人間たれ

解消【少女☆歌劇 レヴュースタァライト -Re LIVE- Reading Theatre 第五弾 あやかし見廻り浪漫譚】

 

 

読まなくていいパート1野々宮ララフィン

マジで読まなくていいです

その告知を目にした時の衝撃は未だに忘れることはない。

今は亡きソシャゲの朗読劇に富田美憂の名が連なっていた。

更にその演目が私が復活を熱望している凛明館の代表演目「あやかし見廻り隊」とあっては様々な感情が交錯する。

凛明館はともかく、私と野々宮ララフィンの戦いの軌跡をここに記したい。

まずコンテンツ公式の場においてララフィンというか富田美憂が登壇したのはこの日が最後だった。

というか今考えるとこのイベントにすらいたもの奇跡なのではないかと思う。

私は非常に浅はかな声優ファンなので、ララフィンを好きになった勢いのまま富田美憂も追っていた。

ワンマンライブは一度も欠かしたことはないし、昔はファンクラブイベントにも行った。

mikanayuip.hatenablog.jp

こんな事件もあった。

ファンクラブイベントに行って気になったが、お便りなどの名前が「〇〇P」という人が多くなっていた点だ。

やはりアイドルマスターシンデレラガールズへの出演というのは大きな起爆剤の一点として間違いなかったのかもしれない。だが私の意志は2018年から一切の変容を遂げていない。その日お見送りというかちょっとしか接近があった。その日の会話は一生忘れることはない。ここに記す。

私「この世で一番好きな一文があります」

富田美憂「何?」

私「野々宮ララフィン役の富田美憂

富田美憂「そこなんだ」

そこなんだってなんだよ。

限られた時間の中でその言葉の真意を探ることなど到底叶わない。

ただ事実としてこの5文字がそこにあった。

実際問題、彼女の代表作にスタリラを挙げる人間などいないだろう。

急に思い出したけどなんか年末に演じたキャラを書く奴やらなくなったな。20年末まではいたんだよな確かに

このやり取りについては正直私がいくらでも捏造・脚色出来てしまうのでデータとしての価値は皆無、更に繰り返すと時間の限られた中で人間の真意を会話に落とし込むなど不可能。そもそも逆張りを始めたのは昨日今日の話ではない。ダメージが無かったかと言えば嘘になるがこの程度で私の進撃は止まらない。

そんな中、年が明け更なる事件が起こる。

AMUSE VOICE ACTORS CHANNEL FES2023、そこでは出演声優の関わるコンテンツの曲を歌うとの情報

冷静にReLIVEの表記が無いのでかなり望み薄に見えるが、当時はとにかく「富田美憂スタァライトの曲を歌う」と胸を躍らせていたのを覚えている。

結果に関しては言うまでも無い、九九組キャストの二人がDivineを歌唱。そこまでは良いんだが、この直後にお願いシンデレラを歌っていた。暗に「お前の価値観が世間と違っている」とねじ伏せられたかのような気分であった。

渋谷の喧騒の中、夜風に当たりながら一人涙を零したのを記憶している。

私は負けたのだ。野々宮ララフィンなどというのは年に一回誕生日に供給があるだけ感謝しようと心に誓った。

そんな中で今回の朗読劇の告知である。

目を疑った。

やはり飛行船シアターという会場は常に私の人生に驚異的な体験を与える。

読まなくていいパート2演目について

あやかし見廻り隊。あの学校の代表演目である凛明記はかなり謎に包まれており、現在有志による研究が進んでいる状況である。対して今回描かれるのは巴珠緒の一番最初の星4キャラの演目であり、ゲーム内でのイベントストーリーとしての実装も時間を使ってではあるが叶えている。

ちなみにこの演目すらイベントストーリー実装まで、つまり最初はそれぞれのセリフみたいなのを繋げることでやんわりあっただけっぽく、あらすじとしては

「帝都に蔓延る怪異から、人々を守るものたちがいる!昼行灯な隊長が、癖のある四人の隊員と共に今日も都を駆け巡る」(帝都の平和を守るもの達フレーバーテキスト)

「『あやかし見廻り浪漫譚』は昔から繰り返し演じられている由緒ある演目。
市街で多発する怪事件を見廻り隊が解決していく物語。
殺陣で使った主人公たちの装備品」(「あやかし見廻り浪漫譚」小道具フレーバーテキスト)

と今とはなんか違う。

隊員の名前はないのは勿論、隊長は小町(当時は名前すらなかったけど)と喧嘩してたらしいし、隻眼ですら無かった。

話は逸れたがこのような変化も伺える等、設定上そして現実的にも歴史は深いパッケージであり、スタリラがサ終した今このタイトルを引っ張り上げるというのが如何に古参ファンにとって様々な感情が伴うものかは言うまでもない。

そして突然だが、私は凛明館がめちゃくちゃ好きだ。

楠木ともりのソロ活動を追い、先日スタァライトのイベントとバースデーライブが被ったため死ぬか検討したのも何を隠そう凛明館、巴珠緒に端を発する。

個人的にメンバーが揃った際のバランス感覚が秀でていると思っている。これはもしかしたらリラ校の中で唯一3rdでオリメンだったから的な要因かもしれないので凡そ理論は伴っていない。

富田美憂の出演自体は狂喜乱舞すべき案件だったのだが、実際問題オリメンで見たかったという感情はゼロではないどころか、今回の観劇を通じて高まった面すらある。

だがそんなことは言っていられないだろう。このコンテンツが楠木ともり、更には和氣あず未を呼べる日など果たして訪れるだろうか。ましてや武士お抱え(今は響所属じゃないし何とも言えないけど)っぽい紡木吏佐もいないのが現実。

愚痴を言いたいわけではない。オリメン至上主義のままではこの演目は世に放たれることなく、この脚本がサ終したゲームのイベントストーリーのひとつのまま日陰に沈んでいったのだ。つまりは別れの戦記も三森すずこの出演が叶わなかったが、多少歪めてでも形にしてイベントを遂行する。この試み自体は賞賛するほかない。

読まなくていいパート3土曜日いくか問題

ここ数年、どう考えても一番金を投じたのは中等部だ。

九九組があんまり稼働してないのも原因として挙げられるのだが、中等部の名刺貰いに北海道まで馳せ参じたり、なんかCDバカみたいに買ったり躁状態のような奇行を繰り返している。

さて、今回のイベントは2DAYS開催されており、具体的には富田美憂の枠が青木陽菜になっているのが一日目だ。

また、中等部のチケットの手売り販売も実施された。なんだかんだ毎回やっているので敢えて今回も手売りにリソースを割くべくチケットを買っていないスーパー乞食戦法を取ってはいるので噛み合った形にはなる。

結論こっちには行っていないのだが、理由としては富田美憂のあやかし見廻り浪漫譚を完全初見、言い方は悪いがノイズなく堪能したかったに他ならない。

 

本当にやばいこと起きてて全然行けば良かった。

ちなみにガチでさっきスタリラのやたら分厚い本で知ったけど、睡蓮の武器は「対魔用暗器・白虎」刹那の武器は「対魔扇・朱雀」というらしいです。先代隊長から授かった小町の刀は「天空」と今回明かされたので、九十九と弥勒の武器は恐らく玄武と青龍なのだろう(Avemujica考察系)。どっかで明かされてたらすみません。

感想

ストーリーについては配信を見るなり大型動画投稿プラットフォームに落ちているであろうイベントストーリーのキャプチャを見るなりして把握していただきたい。

先程散々オリメンがどうこう言ったが、私の浅はかな考えは夢大路文の影ナレによって粉砕される。

今回出演が叶わなかった珠緒、いちえ、塁の三名の名前を呼び始めるではないか。

4thライブの神楽ひかりといい、欠員というどう考えてもマイナスでしかない事象をこのように演出の一端に取り込んでくれるのが本当に嬉しい。今回のはそんな大それたことではないにせよ、私にとって凛明館のキャラの実在を痛感させられるというのはそこまで感情が揺れてしまう事象なのである。例えば中等部1stワンマンライブでの鬼紅忍絵巻は複雑な気分になりすぎて何故か靴底が剥がれた。

正直この影ナレの時点で私は泣いていたのだが、まだ場内は明るく、何泣いてんだこいつと思われるのは避けたかったため力業で誤魔化した。

当然と言えば当然だが、このイベントそのものが、先ほど申し上げたように私にとって感情を揺れ動かさずにはいられない「凛明館の実在性」そのものだった。そもそもここを清算してから野々宮ララフィンに向き合うべきだったという説があり、DAY1行っていないのはかなり大きなミスと言えるだろう。

キャストが入る。影でしか見えないが眼前には明らかにハイパーショートカットの声優。私が対峙したくて数年足掻き続けた、スタァライト富田美憂だ。横には先週ワンマンイベントに行った遠野ひかるもいるし、かなり久しぶりの佐伯伊織もいる。

リーディングライブに行ったのは初めてなのだが、普通に生バンドが意味不明なくらい良い。声優の朗読劇に関しては正直ネガティブなイメージしかなかったし、だからこそこの手のイベントは行かずに過ごしてきたが、コンテンツを伴っている点やこの伴奏だけで朗読劇という括りで判断するのが如何に早計であったかを悔いた。

ストーリー自体は勿論知ってはいたものの、普通に改めて泣いた。更に静羽のキャラ設定を活かしたオリジナルドリンクのくだりもあり、代役を単に代役で終わらせない工夫の見える脚本であった。

遠野ひかるはあまりにも演技の幅が広すぎる。ロストメモリーズの「だったら殺せばいい」の時とかもそうだけど鬼気迫る台詞が日ごろの感じとの乖離も含めてめちゃくちゃ良い。

冷静に文とララフィンってカルメンじゃね?

九尾に憑かれた演技をしたのは倉知玲鳳、佐々木未来そしてアフタートークでの富田美憂の三名となるが、特に本番において九十九との交互でセリフを回す必要があった倉知玲鳳の演じ分けというか発声のスイッチみたいなのがシンプルにすごくて脱帽。佐々木未来のラスボス感もとても良かった。

富田美憂楠木ともりがかつて演じた役を代わっている、自分にとってかなり特別な時間だった。じゃあ青木陽菜の方も行けよではある。

明らかにカップリング意識してそうな場面はちらほらあり、オリメンで見て~の気持ちは当然付きまとうのだが、新しいキャストにより脚本の開拓の幅というか、可能性を感じさせて貰えるなら全然この形で有難い。という話をリベリオンの時も別れの戦記の時もしてるはずなので、私は著しく学習能力を欠いている可能性がある。

 

本編も勿論泣いたのだが、私が一番泣いたのはあろうことか声優のMCである。

富田美憂は私が追い求めたその一言を目の前で放った。

「野々宮ララフィン役の富田美憂です」と。

この私の言葉の持ち合わせではそれを有形に落とし込めない感情になった。

端的に言い表せば「救われた」が近いだろうか。

絶対に無く個所ではないのは重々承知だが、何か大きなことを成し遂げたかのような錯覚に陥り涙が止まらなかった。

そのあと倉知玲鳳がさらっと言っていた「今回のブーツは凛明館の3rdの際の衣装のものである」という鬼ヤバ情報。つまり楠木ともりのアイテムが富田美憂に一時であれ継承されていたのである。

とにもかくにも私が半ば諦めかけていた凛明館・野々宮ララフィンその二つの実在、生存を大いに享受できたイベントであった。

現実問題朗読という形式であれば少なくとも舞台よりはリソース面の負担が軽減されているとは思うので、舞台には到底ならないような演目もこのような形で、もっと言うとオリメンじゃなくとも上演出来るのであればコンテンツに巣食う老害としては至福という他ない。今回告知こそなかったが、スタリラはサービスが終わってから思い出したかのように供給が増えたので今後も継続してほしい。

マジで理想を言うとアルカナアルカディアを全部やろう。ちなみにこれはオリメンな。

 

深川瑠華のTikTokが更新されていたので開いてみると楠木ともりの声し始めて絶叫してしまった。

声優四皇(岩田陽葵・深川瑠華・楠木ともり富田美憂)の動向にはどうやら今年も目が離せない。