かなり尊敬している人物から誹謗紛いの質問を受けたので答えていきたいと思います
実際問題、こういった視点は永らく似たような人種の中にいると自ずと消失してしまうものであり、明確な言語化を避けていた、乃至は機会を得られていなかった部分が大きいかと思います。
今回はせっかくこのような機会を賜ったので、自分の実体験を踏まえて「女性声優への入り」という一点についてパターン化し分析を行います。
1.キャラ初動
私が数多く受ける質問というかハラスメントに以下のものがあります
😎「オタクくんさぁ...なんでアニメ見ないのに声優だけ好きなの??w」
🤓ぼく「うぅ...(デッキケースから女性声優のチェキを取り出す)」
確かに現代社会における声優の役職の最もスタンダードなものはアニメの出演など当たり前ですが「声の仕事」であって、それでいうと声を吹き込む過程を吹っ飛ばして本人のみ追っかけるというのが意味不明なのは至極真っ当な疑問であります。
一定数いる何故かアニメを見ないのに声優以外の女性を知らない謎の人種ですが、結論から申し上げますと「起源を辿ればアニメなりのキャラが必ず居る」というのが私の見解です。
ここでまた別の疑問が浮かんで来ると思います。
“アニメやゲームの所謂二次元世界から何故現実の女性声優に視点を飛躍させるのか”
先に言うと、現代の女性声優を駆使する世界はこういったパターン(キャラ→声優)に陥りやすいとある構造があります。
それが数多のコンテンツにおいて声優がパフォーマンスを行う点。
ライブ、舞台、朗読劇等、キャラとリンクした状態で、ステージ上でキャラを演じるというイベントがしばしば見られます。
走りはやはりアイドルマスター、ラブライブ、それに続いてバンドリ、ウマ娘など多岐に渡るコンテンツが一個の武器として「作品の延長線上にあるライブ」を有しており、時にはアニメの世界線の再現なども行ったりしてしまうわけです。
即ち「好きなキャラ≒好きな声優」といった思考に陥り易い仕組みがある程度できています。
繰り返しになりますが、かく言う私も始まりはこのパターンでした。言い方は悪いですが、アニメから入り声優ビジネスにまんまと吸い寄せられてしまって今に至ります。
ex.
3rdライブ「Starry Diamond」
— 岩田 陽葵 (@haruki_iwata) 2019年11月3日
@横浜アリーナ
ステージからの景色が、
1つ1つの歌詞が、
何度も胸を打ちました。
想いが沢山沢山あるけど
一生忘れることのできない
最高のキラめきが詰まった
宝物になりました。
本当に本当に
ありがとうございました!✨
皆大好き!!🍀#スタァライト pic.twitter.com/epr3aWuFSk
#スタァライト 3rdスタァライブ「Starry Diamond」ありがとうございました!
— 富田美憂 (@miyju_tomita) 2019年11月3日
横アリすっごい景色だった〜
全力で歌って踊って戦って、今日はララフィンを意識していつもより跳ねたりしてたよ。🐰
いつか5人でみんなの前に立てますように! pic.twitter.com/n4XDNsbVtu
2.連鎖
起源はご理解いただけたかと思いますが、ここでは過程の1パターンを紹介します。
上記のような声優のイベントに作品の延長で行くというのはご理解いただけたと思うのですが、そこでとある現象が起こることが度々あります。
キャラはそこまで好きではないものの、実際見たキャストのパフォーマンス(だったり容姿だったり)が想像を凌駕しており、キャラを飛ばして声優から好きになる、というパターンです。
この段階まで踏み入りかつ所謂優先順位をこの過程で手を出した声優がキャラ由来のそれと逆転した場合、「声優だけが好き」のような状態はほぼ完成と言えるのではないでしょうか。
これからより発展するとキャラ→声優→声優と連鎖していき、より煮詰まっていきます。
ex
(🌟)「少女☆歌劇 レヴュースタァライト 」3rdスタァライブ "Starry Diamond"ありがとうございました💎
— 楠木ともり OFFICIAL (@tomori_kusunoki) 2019年11月3日
凛明館演劇同好会…五人で蝶になり塁ちゃんを守ることができて、巴珠緒としての私はとっても幸せです。
慣れない動き(和の要素てんこ盛り)の振りに殺陣にと大苦戦でしたがとても楽しい時間でした◎ pic.twitter.com/IUSsUPRSwV
Lyrical Lily 1st 準備はよろしくて?
— 反田葉月 (@tanda_hazuki) 2021年9月18日
本当に有難うございました🌸
皆さんとお会いできて嬉しかった
音楽で1つになってた。。。
何よりも綺麗だった景色最高に幸せでした。本当に有難うございました(T_T)
可愛かった??☺️どうだった?☺️
幸せ!またお会いできるまでごきげんよう🌸 #リリリリ #D4DJ pic.twitter.com/hTPFRarqrz
3.突然変異
作品由来について大半が、と申し上げましたがこちらでは一部の例外について触れていきます。
現在ではコンテンツに属さず、というかそこでの技術を評価され個人名義でアーティストとして活動、或いは事務所などの方針によって本業の役者の傍ら所謂「声優アイドル」的な活動をしている例があります。
↑それこそこれまで紹介した人たちもソロアーティストしてたりします
アイドル同士のイベントに出ることもあり、完全に楽曲やパフォーマンスや顔からスタートに
単純にこっち発だとキャラなりアニメなり一切知らずに生きていくという状況が現実的に発生します。
また、逆パターンもあります。
元々アイドル、女優などで活躍していた人物が逆に声優として活動し始め、条件が変わっても追い続けるというのもあります。
大まかにこの3パターンであると結論付けました。
根本の要因を考察すると「声優が表立って仕事をするようになった」という背景が非常に大きく、そういったイベント類が作品の補強に一役買っている、或いはそもそもそういった舞台やライブなどを前提に並行してアニメなどと進んでいく(=メディアミックス)といった形式も散見されています。
キャラと声優の関係は単純に演じる対象と演者に留まらずより密接なものに進化していき、さらに声優の仕事自体も多様化しています。
冒頭の質問に答えさせていただきますと、声優ファンになるやつはバカ!お前らシャドウバースエボルヴをやれ!